えっ、別に集合論の勉強なんてしなくてもどんどん質問してくださっていいんですよ。例えばスクールデイズで一番好きなのはどのキャラですかとか。

ask.fmに書いた回答が見られなくなっているので、こちらにサルベージしておきます。ネタバレ注意。

 

Q. 集合論を勉強したら質問しに来ますね。

A.  えっ、別に集合論の勉強なんてしなくてもどんどん質問してくださっていいんですよ。例えばスクールデイズで一番好きなのはどのキャラですかとか。
【以降、ネタバレ注意】
もうここは桂言葉で譲れないですね。ああ、アニメしか観ていないことは断っておきますが、厨二病なのでできるだけ主人公を推しキャラにしたくないという気持ちがはいってしまうんですが、あんなに素晴らしいヤンデレに脳がやられない方がおかしいです。
いや、本当は途中まで刹那がいいかなとか思ってたんですよ。見た目はともかく立ち位置みたいなのが。でも、戦略家ぶっている割には、世界と誠をくっつける作戦も絶望的に全て失敗しているし、身体を差し出してまで乙女を切り離そうとして、でも結局は誠の自堕落を加速させることにしかなっていなかった気がする。
ここがよくわかってなくて、フランスに出発するまでずっと世界のことを思って行動していたようなのに、最終回で突然(世界の妄想の中とはいえ)世界を偽善者と責めたてたのはどういうことなんですかね。ちょっとこのあたりの刹那の気持ちが把握できない。いや、矛盾した感情が錯綜しているのだろうけど。
そもそも、なんで誠は刹那を追って空港まで来たのだろう。もうあの時点では誠は「面倒くさい」ばかり言っていたのに、その彼を突き動かしたのはなんだったんだろう。うーん、エンディングテーマスキップしたりするときになんか見逃してるのかなぁ。
ああ、でもともかく刹那はどうでもいいよ。偽善者いうんだったら、結果的にあんなにひどい状況しか残せなかった彼女の方だろうに。
とにかく言葉ですよ。あの濁った目で歩道橋の上に立っているのを見た時点ですでにノックアウトですね。ところで、あのときに持っていた大きなバッグの中身は何なんでしょう?
やっぱりゲームやってさまざまな可能性を見ないことには理解できないことがたくさんあるな。ああ、私の知らない桂言葉がこの世に存在していることが悔しい。
そしてブランコの上で繋がっていない携帯に話し続ける。内容はといえば「また西園寺さんも誘って一緒に屋上で食べましょう」。ああ、素晴らしい。素晴らし過ぎる。ナタ持って振り回すなんざ誰でもやるでしょう?そうじゃなくて、こうやって静かに狂う、その狂気が愛おしいじゃないですか。
そして、充電の切れた携帯にクリスマスツリーの下で待ちあわせと言い、頭に雪が積もるまで待ち続ける。もうダメ。あのシーン好き過ぎる。
愛の深さが違いすぎるんですよ。誠の彼女でない自分というものを全く想像できない。「好きじゃない」と言われた後にですよ?世界が妊娠したと聞いて離れていく他の女の子とは違うんです。「そんなことをいう奴じゃなかったよね」なんて軟弱なことをいう乙女とは違うんです。そして、誠が思い通りにならなかったからといって怒り出す世界とは違うんです。
っていうか、世界は弱すぎるでしょ。言葉と比べると。言葉は、誠と世界の関係を知っても、彼らがフォークダンスを踊ってキスまでしているのを見ても、自分が誠の恋人であることを疑わなかったんですよ。たった一回の浮気を見ただけで寝込む世界とは格が違いますよ。
第一、誠を殺したあと逃げるとか最低だろ。刃物を持ってヤンデレぶったところで、やっぱり覚悟の違いはでるよな。屋上でバッグの中に入っている首をみて吐くし。
それと比べて、「やっと二人きりですね、誠くん」と言える言葉の愛情の深さ。もうなるへくしてなった必然の結末ですな。
というわけで、皆さんコトノハサマを崇めましょう。
…なんの話だっけ。