補足と言うか

現代集合論の紹介というときには、ほとんど常に「連続体仮説ゲーデルのプログラム→Woodin的な研究→それに対比してShelah」という感じになってしまいます。それはとてもよい導入方法であるのは確かです。ゲーデルと20世紀の論理学 第四巻 集合論とプラトニズム - くるるの数学ノートでもその方向ですね。
でもこの方向でやると、TodorcevicやJ.Mooreの数学観やその成果がほとんど出てこないわけで、それはとても悲しいことだと思います。ShelahのPCFとかに関しても同様かなと。このブログで書きたいのはそういうことなわけなんですが。なかなかねえ。