2007-01-01から1年間の記事一覧
それにしてもゲーデルさん - くるるの数学ノートでゲーデルについて「彼にはいったい何が見えていたんでしょうか?」と書いたのはid:finalventさんのまねっこなんですが。ずいぶん昔ですし面倒なのでソースを探すのはやめておきます。(通りすがりさんが見つ…
反応が遅くなりすぎるのもよくないのでざくっと。モティベーションは「無限のスーパーレッスン」に酩酊する: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる。Wikipedia(ja)によるゲーデルの不完全性定理の項はこちら→ゲーデルの不完全性定理 - Wikipe…
すでに二つほどRadin forcingに関する論文のreviewを依頼されていることはRadin forcing - くるるの数学ノートで書きましたが、そのうち一つのレビューをまた違うところから頼まれました。数学の神様はそこまでして私にRadin forcingを勉強させたいのでしょ…
「無限のスーパーレッスン」に酩酊する: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるなんてのが。例によって例のごとく、私には日本の本を覗いてみることはできないんですが、これはどんなもんなのでしょうか? こういう記事がはてブで上位に来てい…
エントリ書いてアップしたつもりになっていたのに消えちゃいましたorz。というわけで、激しく手を抜きながら書き直してみます。モティベーションはおとなり日記経由で見つけたこれ→http://d.hatena.ne.jp/noneno/20070906/1189054603。このたぐいのことは、…
まだ連続体仮説の独立性がわかっておらず、巨大基数に関する研究もまだほとんど無い時期に、「独立性がわかったからといって連続体問題が解けたとはいえない」なんて言い切れるのはすごいです。その他の発言についても1990年代ぐらいになってようやく彼が意…
なんかRadin forcing絡みのレビューが二つ連発で来ました。勉強しようかと思いつつ先延ばしにしていた話題でして。四の五の言わずにやりなさいという神のお告げかなんかでしょうか。わかったよ〜、死ぬ気で読むよ〜。 ちなみにRadin forcingは、がsingular s…
ゲーデルと20世紀の論理学 4 集合論とプラトニズムですが、とりあえず戸田山先生のを読んでみました。いや、門外漢の哲学の話から読んじゃおうかなと。Tony Martinの概念実在論(Conceptual realism)に関する論文は読んだことがあったので、割と腑に落ちまし…
すげえややこしい証明を読み込み読み込み一ヶ月以上経ってから、もっと簡単なやり方がありそうなことに気づくorz。というかメインの定理の一つはほぼ確実に修正可能。ってわけで、修正を提案して送り返す予定。おまけにどうにも出てきた問題が気にかかっちゃ…
安田先生のブログより(http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20070817/p1)。 私の場合、1つあたり、半日はかかるので、それなりに重荷になってきたりして。。。もう少し早くレビューできるようにならなければ。 数学だと論文提出してから査読が返ってくるまで最低…
んで、『ゲーデルと20世紀の論理学』第4巻でR.SolovayがNFのvariationの整合性の話をやっているというのでちょっと彼のページを見てみる。…なんですかこのMizarを使って自然数全体の集合と自然数のペア全体の集合の間にbijectionがあることを証明してみまし…
公理的集合論は完成したか? - くるるの数学ノートで触れた『ゲーデルと20世紀の論理学』の第4巻ですが、出版されたようです。ゲーデルと20世紀の論理学 4 集合論とプラトニズム作者: 田中一之出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/07/24メディア: …
なんかまた市民に戻れたらしいです。
「…んなわけねーだろ!」というのが脊髄反射的な答えですが。 でも、そういう言葉が学校では教えてくれない数学のcalcさんから出てしまうあたりが、私たち集合論者のアピール不足かなぁとも思うわけです。ゲーデルと20世紀の論理学4 集合論とプラトニズムに…
なんかいつのまにかはてなダイアリー市民権を剥奪されていたようです。この更新頻度では何の反論もできませんが。
えーと。生きてます。なんとか。いろいろと忙しくて大変ですが。 しむらさんやてなさくさんのような、日本にいた頃にお世話になった方々にもコメントを頂いたところで更新が滞って申し訳なく思っています。しかしながら、書きたいことは山ほどあるのですが、…
あけましておめでとうございます、と酒井さんより後で言ってみる。
もう出遅れすぎなのでリンクもしないことにしますが。 私はそういう点単純なので、定理が増えるのは基本的に良いことだと思いますし、数学を違う角度で見る人がいることは論理性を保っている限りはプラスだと思います。ですから構成主義も大歓迎です。*1って…
いつぞやPen MaddyとかTony Martinの話を聞いたときも面白がれましたし、選択公理のないモデルに関する解釈を聞いたおかげでそうしたモデルに対するアレルギーが減ったりもしましたので、役にも立つし面白いと思います。私のように絶望的に哲学センスがない…
でも、少なくともアメリカで集合論をやるなら、Tony MartinとかSol Fefermanと顔を合わせる機会もあるわけで、とてもじゃないけど哲学を軽視した発言なんて出来ません。まあ、数学を勉強せずに哲学っぽいことばかり言っている学生さんがいたらまず数学をやれ…
えーと。発行が去年の11月で既に日本評論社のページを見ると在庫僅少とか言われちゃうんですが。数学のたのしみ〈2006秋〉フォーラム 現代数学のひろがり ゲーデルと現代ロジック作者: 上野健爾,新井仁之,砂田利一出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2006/1…