書評

『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』のこと(その2)への追記

書こうと思っていて忘れてしまっていたので、『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』のこと(その2)、または「螺旋だ」(ネタばれあり) - くるるの数学ノートへの追記と言うことで。学校というのは、生徒・学生にとって窮屈なものであると同時に、先生の側に…

『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』のこと(その2)、または「螺旋だ」(ネタばれあり)

お断り: 私が読んだのは献本していただいたものです。また、ネタばれおよび私の妄想(かなり強度)を含みます。 「螺旋だ」 どうにもエピローグのこれがきついです。もちろん第7章の終わりの観覧車は螺旋でない単なるループ、第9章の終わりの灯台は螺旋、そこ…

『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』のこと、または崖はなんのためにあるのだろう(ネタばれなし版)

書き忘れましたが、私が読んだのは献本していただいたものです。山形浩生はどこかで、献本されたものは自分で買いなおしてそれでも割高感がなかったもの以外は書評しないと書いていて、それは一理あるので今回は「書評」ではないと明記しようと思っていたは…

そろそろ『数学ガール/フェルマーの最終定理』について一言言っておくか

えーと、タイトルは釣りです。一応自分もレビューアとして関わっているわけなんで。出版直後に献本を頂いておきながら、今頃のそのそ書いてみます。数学ガール フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)作者: 結城浩出版社/メーカー: ソフトバンククリエ…

ゲーデル本第四巻についてもう少し

ゲーデルと20世紀の論理学 4 集合論とプラトニズム作者: 田中一之出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/07/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 135回この商品を含むブログ (14件) を見るゲーデルと20世紀の論理学 第四巻 集合論とプラトニズム -…

結城浩『数学ガール』

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)作者: 結城浩出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/06/27メディア: ペーパーバック購入: 58人 クリック: 1,055回この商品を含むブログ (974件) を見る皆さん絶賛しているので読んでみました。いやー、…

ゲーデルと20世紀の論理学 第四巻 集合論とプラトニズム

ゲーデルと20世紀の論理学 4 集合論とプラトニズム作者: 田中一之出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/07/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 135回この商品を含むブログ (14件) を見るというわけで書評書きます。集合論者としてのバイアスがか…